「アイドルマスターSideM GROWING STARS」、略してサイスタ。「再スタート」との意味も捉えられるような公式の略し方、リリースして1年半でサービス終了が決まった。
遅かれ早かれ来るとは思っていたが、こんなにも早く、そしてキッパリ切られるとは思わんかった。
合同ライブが終わって早々、ほかのブランドPがやっとSideMにも少しでも興味を持つようになったこの大事な大事なタイミングでゲームを切るという判断を出すバンナム上層部(恐らく合同の前から既に決まっていたとはいえ)。
サ終告知の番組ではゲームを離れてほかの展開を行うと偉い人が言っていたが、現在他に新しい展開と言えるものは前に発表されたいくつのグッズコラボ情報、残り6ユニットの49 ELEMENTS CDと10月末の8thライブだけ。
一応作っていた3DMVの公開やら既に収録されていたゲーム内エピソードは何らかの形で公開する予定あるらしいが、ゲーム3タイトルも作っては終わらせた運営に、もはやSideM好きな人誰からも信用されていない状態と言っていいくらい、運営への不信感はSNS上目に見える形で蔓延している。
そんな運営が、サイスタを死なせた。
何故サイスタが死んだのか
運営曰くサイスタは「本格的な(運営も木魚が本格的じゃないと知ってるんだな)」音ゲーになった。
それは実に素晴らしいものだった。やりごたえのある5レーン、難易度も4つあって初心者と上級者にも楽しくプレイできる仕様。これに関しては何も問題となる部分がない。
言うて他の音ゲーも似たようなものばかりで、何故サイスタだけが死んだのか。
それは、課金させるような要素を無くしたからだ。
音ゲーはただリズムに合わせてノーツをタップするゲームであって、どこにも課金する要素ないはずだ。
しかし世の音ゲーを見れば分かるように、イベントの特効カードを実装したり、色んな衣装をキャラに着せ替えてキレイな3DMVを歌って踊らせたり、イベントポイントをより多く獲得してランキング上位を競うため石を割ってスタミナ回復させたり… それらの要素で金を集めている。
一方、サイスタはイベントランキングが曲の点数基準かつイベント特効カードが存在しない、3D着せ替えもなければ、オートプレイの制限もない仕様。
要するに特に旨みがない状況で、ガシャで欲しいカードを入手する以外の課金要素がない。
これらの課金要素を無くして、サイスタの運営は一体どういう算段で何枚だけの動く絵でこのゲームを生かすんだ?逆にこの状況でSideMのPたちがよく毎月の売上をある程度に維持できて偉いくらい課金してるよ。
これはもはや上層部がサ終を決める遙か前、何ならリリース以前から考えるべき一番大事な経営議題(開発コスト回収・利益を作る)なのに、まさか運営の誰もがこの問題を提起していないよな?
それともこれが上から与えられた限りある予算の中で作れる一番いいゲーム作品なのか?じゃああのハイクオリティー3DMVを作る予算はどこから?
実際3DMVは本当にどれも素晴らしい出来で、それは確実に高評価すべくものだった。
けどそれは別に課金要素と繋がる訳でもない産物で、アイドルの衣装が着せ替えできるわけもなく、誰にでも無料で鑑賞できるただの動画。しかもゲーム内だけでなくアイマスchでも観れるわけで…。
言いたくはないが、あのMV作る予算でもあれば他にゲーム内改善するための施策をいくつかを作れたのではないか?
SideMのPが欲しかったゲームはモバエムのストーリー、エムステの衣装着せ替える3Dで歌って踊るMV、サイスタの音ゲー部分。運営は一体以前のゲームから何の教訓と経験を得てきたか?
素人の自分が言うのもなんだが、お前ら運営陣は本当にアプリゲームの運営分かっているのか?
坂上、波多野、三本、石澤。
お前らは何故サイスタを死なせた?
今更言ってもサ終という結果は変わらないが、彼らに責任がないと自分はちっとも思わない。
かと言って全責任は彼らにあるとも思わないし、彼らがゲームに心血を注いでないとも思わない。
しかし一人のファンとしてできることはゲームへの課金と宣伝するだけだ。運営が基本のこと(課金させるもの・宣伝できるようなもの)ができていなければ、我々ファンは何もできることはない。
だから今ここで独り言しかできない。
アイドルマスター、通称アイマス。アイドルの育成プロデュースゲームシリーズらしい。
ゲーム亡き今のSideMは、我々はアイドルをどう育成、どうプロデュースして行けるのか。
所詮「プロデューサー」とはゲーム内のファンネームなだけで、本当にプロデュース出来るわけないごっこ遊びだとしても、これから我々はどうアイドルたちを応援するか。
少なくとも現時点運営はSideMの今後について明確な道を示していなかった。
このような状態で、今後我々SideMのPはどのような気持ちで「これからも、アイマス(会います)ですよ」を聞き、どうやって「アイマス(会います)」を叫ぶんだ。